骨折分類2

- FRACTURE CLASSIFICATION -

ひまわりScoreの分類Schema



術前には、X線正面像、側面像、軸射像で評価を行います。

すなわち側面像では下極(Lower pole)の評価を行い、骨折が及ぶものをLP grade 1、下極が粉砕しているあるいは前額断に骨折 があるものをLP grade 2としました。

次に軸射像で内外側の辺縁(Side Rim)の評価を行い、骨折線を認めるが転位がないものをSR grade1、膝蓋骨溝を超えて転位を認めるものをSR grade 2としました。

最後に正面像で粉砕の程度を(Fragment group)評価して、単純な横骨折はFG grade0とし、主骨片に骨折線を認めるが転位が 5mm以下のものをFG Grade1、主骨片以外に5mm 以上の転位がある骨片を認める場合はFG Grade2としました。

これらを加算して、Himawari score(Helios injury management of warning rim score)として、手術戦略を立てます。

【 ひまわりscoreの分類Schema 】



術中の軸射像の見方。関節内骨折である膝蓋骨の骨折では手術中に軸射像を見ることはとても重要です。整復位、ピンの刺入位置などを知ることができます。側面像との切り替えも重要です。

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